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君の後ろに誰かいる

第3章 決断

パーソナルコンピュータ

いわゆるパソコンがあったのだ

本の題名をこのパソコンで検索すると
部屋の見取り図が出てそのどこかに☆印が出る
そこに本があると‐‐
まぁそういう仕掛けだ

当たり前のように葵が打った文字は
《悲痛な女》

画面には
~しばらくお待ちください~の文字


結果、
☆印は…なかった

よく考えてみたらそりゃそうだ

だいたい作者なしのよく分からない本なんてあるはずがない


閉館までねばって探してみたが見つからなかった

俺らは家に帰った

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