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君の後ろに誰かいる

第4章 見える 消える


昼休みに入ってずっと俺らは“本“と“あの女の子“、“この不可解な現象“の3つの関わりを
考えていた


俊が俺らのまとめたことを代弁してくれた
『まぁ総合すると、あの作者=女の子でこの不可解な現象をおこしてるのもあの女の子だと……あってるか?』


『あってるか分からんが俺もその考えに賛成』

『私もよ』


異口同音、みんなの意見が一致した


落ち着いたところで向こうの『棟(とう)』をみるとそこには
見覚えのあるうちのクラスの美馬さん、その両サイドに違うクラスの子と3人で歩いていた



『おい……あっ……あっ…アレ……』
思わず俺は声が出た


俊、葵が俺の指を指した方向を見る…

そこには………

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