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君の後ろに誰かいる

第4章 見える 消える

そう
あの女の子がいた
美馬さんの後ろをぴったりとくっついて………


その瞬間、背筋に寒気が走った
このままじゃヤバい
取り返しがつかなくなる
と思った


気づくと俺は
窓をあけて大声で
『美馬さん!!逃げろ!オイ!逃げろ!!!』
と叫んでいた


俊も葵も俺に便乗し
口々に叫んでいた




曲がり角を曲がった一瞬だった
たった一瞬だった

次見えたとき
美馬さんは消えていた………

あの後ろにぴったりとくっついていた女の子も…


先ほどまで美馬さんと一瞬にこっちに来ていた子、二人にうろたえながらも美馬さんのことについて話かけてみた


二人は
『えっ?、知らないよそんな子』
と言って歩いていった


俺ら3人は当分
その場から動けなかった………

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