
同居人
第2章 待っていてくれる飼い人
優が家に来てから
体力の消費量
ハンパない…
「うそうそ!!」
優は笑ってるけど
私は疲れていて
笑えない。
「優、鍵開けて」
「はーい」
優に部屋を
開けてもらって
自分の部屋へ直行。
勿論自分のベッドに
ダイブ。
「ぷはあ…」
なんか明日の
仕事 気が重い…
優なんか
住ますんじゃ
なかったよ…
「はあ…」
また溜め息。
ドアの向こうから
「なーちゃん?」
優の声がした。
「…なに」
「入ってもい?」
「だめ。疲れてるの」
「…ごめんね」
「は?」
「僕が無理言ったから…。なーちゃん、疲れたんだよね…」
確かに
そうだけども…
「…優?」
「なあに?」
「…入ってきても良いよ」
