
同居人
第2章 待っていてくれる飼い人
…はっ
…何てことを私は
言っているんだ…
「わあ~い!!」
私に向かって
飛びついてくる優。
「ばか!!危ないでしょ!!」
優は私に
抱きついてきた。
「なーちゃん~!!大好き~」
顔を私の肩に
寄せてくる。
「もー…」
と言いながら
優の頭を
撫でてやる。
「嬉しい~」
私を抱きしめる
優の力が強まる。
「優は可愛いね」
「うん。なーちゃんも可愛い」
「ありがと」
私は体を優に
預けた。
「もう寝よっかな…」
「えーお腹空いた~」
「優、一緒に寝よ?」
優に少し
意地悪をした。
ご飯か私と寝るの
どっちを選ぶのか
試した。
「でもなーちゃんと一緒に寝る方がいー!!」
優もベッドに
寝転んだ。
