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同居人

第2章 待っていてくれる飼い人



何で私



こんなに優のこと

意識してるのかな…



…だめだよ。



柚樹と

重ねちゃ……





私はそっと

目を閉じた







…ピピピッ


「ん…」


……朝だ

…仕事行かなきゃ


まだ重い体を
起こした。


優の方を見ると

まだ寝てる…


「…ご飯食べるよね?」


基本私は朝食は

コンビニのパン。


…でも優が
なんか食べたいかも


冷蔵庫の中を見て

適当に作っておいた。



“残すなよ”

と書いた紙とともに



家を出た私は

近くのコンビニで

パンを買い

会社に向かった。





「おはようございます」


運が良いことに
私の職場は
そんなに遠くない。


「おはよう。藤堂さん、早いね」

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