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同居人

第2章 待っていてくれる飼い人



里香が行ってから

私はパソコンを

開いた。


黙々と文字を

うっていく。





いつの間にか

昼になっていた。


周りは

昼食を取りに次々と

オフィスを

出ていく。


「私もお昼にしよ」


みんなは

外で食べてる人が

殆どだけど

私はいつもお弁当を

オフィスで食べている。


中には殆ど人が

いないので

とても気楽だ。



「あ、美味しそうな弁当発見」


頭上から降りかかってきた

声の正体は


菅野先輩だった。


「いつも弁当?」


「あ…はい」


「いーな。…自分で作ってるの?」


「ええ…まあ」


「すごーい!!」


菅野先輩は

エリートだから

あまりオフィスに

いることは少ない。

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