
同居人
第2章 待っていてくれる飼い人
「藤堂さんのオムライス、美味しそうだね」
「え、あ」
「一口ちょうだい?」
私の手を菅野先輩が
自分の元へ
引き寄せた。
「や…私は里香の方が美味しいと思います!!」
ばっ
「里香…先輩にあーんしてあげたら?」
「え…///」
「じゃあ俺、自分で食べるから春日井さん、ちょっともらうね」
そうして先輩は
里香のカルボナーラを
少しもらっていた。
…はあ
危なかった…
なんとか里香が
おいしい役に
なったよね…
なんだかんだ
話が盛り上がって
すっかり
遅い時間に
なってしまった。
時計は夜の
11時半を示していた
「あーあ…すっかり遅くなっちゃった…」
優…もう
寝てるだろうな…
