同居人
第1章 こんにちは、新しい生活
「だ…大丈夫ですかっ」
急いで駆け寄る。
「…っ、誰…?」
うっすら目を
開けた男の人。
…良かった。
生きてる…。
「ああ…も…だめ…」
「ええ!?どうしたんですか!!」
「腹が……減った…」
キュルルルル…
「…はい?」
「うまっ!!うますぎる~」
男の人の手は
私から見ると
超高速に動いている…
「いや、君マジ天使!!」
「…はぁ…?」
よく
分からない私は
一応返事をした。
「ご馳走様でした~」
「あの…」
たらふく食べて
嬉しそうな
男の人が私を見る。
「何?」
「早く家に帰って下さい。ここは私ん家なんで」
「泊めてくれないの?」