同居人
第1章 こんにちは、新しい生活
「当たり前です。ご飯はご馳走しました」
「んじゃ住ませて?」
「だめです。レベル上がってますよね?」
「だって泊めてくれないから」
男の人はまるで
自分の部屋のように
くつろいでいる。
(私ん家なのに)
「じゃあ飼い犬ならぬ飼い人は?」
「飼い人?」
「…俺を飼ってよ」
……。
何言ってんの?
「だめにきま「見る感じ君の方が年上だし?」」
「なんかちょうどいー感じじゃない?」
どこがっっ!!
「まあ、飼われる身だから犬的な扱いで良いよ」
「…それは良いかも」
ようするに
人じゃなくて
犬と考えれば
何とも思わないし…
「ねっねっ?…どう?これで住ませてくれる?」
本当に子犬みたいに
甘えてくる。
「いーよ」