同居人
第3章 憂鬱なお誘い
次の日
私が起きた時
優が隣にいなかった。
ドアを開けると
優がリビングに
いた。
「なーちゃん、おはよ」
「…おはよ。今起きたの?」
「もうちょい前。なーちゃんのご飯作っといたよ」
「え…ありがと」
「今日から俺、なーちゃんのお見送り行くー!!」
「…や。いいよ」
「なーちゃんの仕事場見たいし、帰りは迎えに行くー!!」
「…優、服なくない?一着くらいかっこいいの買って着なよ」
そう言って私は
一万円冊を優に
渡した。
「今日、かっこいー服買ってきたら明日からついてきても良いよ?」
「かっこいー服ならあるよ?」
優は一枚の服を
私に見せた。
「わっ、どうしたのそれ?」