同居人
第3章 憂鬱なお誘い
「昨日友達からもらってきた」
「昨日いなかったのはそれで?」
「…うん」
「だったら別に言えば良かったのに」
「別に…言うようなことじゃないし…?」
「じゃ、それに早く着替えて?私、顔洗ってくるから」
「なーちゃん!!準備できたよー!!」
優の声を聞いて
リビングに向かう私。
「わっ」
やば…
かっこいー…!!
「じゃあ出よっか」
すると優は手を
重ねてきた。
「優!!」
「…恋人みたいだね」
鍵を閉めてから
優は手を離してくれない。
…私の顔は赤いまんま…
「…あれ?藤堂さん?」
「えっ…菅野先輩?」
マンションを出たら
菅野先輩と
ばったり…。