同居人
第4章 昔からの繋がり
「あ、なみ」
「…柚、樹」
何で柚樹が
ここにいるの?
「久しぶり」
「…うん」
「どうしたの?まだ気分悪い?」
「ううん…そんなことないよ」
「前みたいに俺に笑いかけてくれないの?」
「…ごめんね」
「なみ、謝んないで」
柚樹が私に
近寄ってくる。
「もう…恐がらないで?俺は怒ってなんかないよ?」
私の手を
引っ張り抱きしめてくる
「…それとも、もう俺のこと嫌いになった?」
「そ…そんなことないよ」
「良かった…!!俺すげー嬉しい」
更に柚樹は抱きしめている力を強くした。
私と柚樹は
中学生の時出会った
柚樹は女子からの
評判が良くて
周りにはいつも
女子がいた。