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同居人

第5章 それぞれの相手



私が起きたら

朝になっていた。


…あのまま朝まで

寝ちゃったんだ…。



昨日の優の姿が

忘れられない。


…隣にいた女の子も。



私って

しつこいよね…


もう忘れようと

してるのに…。



「なんだかんだ優のこと、気にしちゃってる…」


そんな自分が

大嫌いだ。




「なのに優は…」


最後まで好き、

って言ってくれた。


優のそういう所が

好きなのかも?




考え事をしながら

いつも通りの時間に

私は家を出た。




…がちゃ


鍵をかける。


その音がどうして

こんなにも重く

聞こえるのかな?



…なんとなく

分かる気はしちゃうんだけど

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