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トライアングル・ラブ―素直になりたかった―

第4章 変化



…無い。
今度は消しゴムと、タオルが無い。


ちょっと隙を見せると物がなくなる今日この頃。


嫌がらせ…かな。


また来たか…。


私はため息をつき、無事残っている教科書をカバンに詰め込んだ。


私の盗んだ教科書、捨ててないでしょうね。
捨てるくらいなら盗むな!


私は心のなかで犯人に訴えた。


ふと左側にある窓の外を見てみると、友達とサッカーをしている南の姿があった。


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