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トライアングル・ラブ―素直になりたかった―

第5章 特権



「さり起きろ!学校遅刻すんぞ!」


「…え?!」


気持ち良く眠っていた私は、誰かの大声によって目覚めるを得なかった。


眠たい目を擦りながら、部屋の中を見渡すと、南が私の寝ているベッドの横に立っていた。


「…?」


私は首を傾げた。


なんで南がここに?

朝お決まりのあくびをし、机の上にある時計を見ると、9時を過ぎていた。

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