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トライアングル・ラブ―素直になりたかった―

第2章 消えた笑顔



「加藤沙織ってマジ怖くね。」


「クールすぎて近寄れないよね~。」



怖い?
勝手にビビってんのはそっちでしょ。

近寄れないとか。
別に近寄って欲しいなんて思ってないし。



中学での付き合いなんて、大人になるまで続くわけがない。

中学での付き合いなんて、生きているなかでの一瞬に過ぎない。


そんな大したことのない時間なら、一人でいたほうが楽。


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