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トライアングル・ラブ―素直になりたかった―

第6章 疑惑



すると顔を洗い終えた南が、私の位置からは見えないところにいる誰かに手を振った。


そして、南に手を振りながら…彼女が現れた。


生沼佐由子が、テケテケと南に近づいていったのだ。


その光景を見た私は、どうしたら良いのか分からなくなり、とりあえず目を反らし、自分の席に腰を下ろした。


いつの間にあんなに仲良くなったんだろ…。


私は机にひじをついて考えた。


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