向かいのお兄さん
第18章 御恩と奉公
『ねぇ、次の問題…』
「ダメだ、今の問題58点だったからー…こんなもんか」
モミ モミ モミ モミ
くにゅ くにゅ くにゅ…
『ふ…ぁ…///』
直也のよくわからない採点基準によって
あたしは遊ばれる
多分、点数が良ければあまり何もしないんだろう
先週は24点を取ってしまって、イカされた
「美咲、声聞かせて…」
『や…///』
モミモミモミモミ…くりっ
きゅっきゅっきゅっ…
『はぁ…はぁ…ぁ…はぁ…///』
あたしが背中を逸らせてくると、直也はようやく手を離した
あたしは息を切らしながら、また勉強に取り組む
『ここ、"with"を入れたらいいの?』
「ん~…キスして」
そんな答を聞きたいんじゃない…