向かいのお兄さん
第2章 向かいのお兄さん
《あっ…
はっ…ぁああっん…あ、だめぇええ!!///》
『…』
わー、あたしのピンクぃ声が聞こえるわあ
『…』
「これ、君の声だよね」
『…』
「勉強、してたんだー」
『…』
非常に酷い悪事を働いて
もんすっごい怖い先生に理由を聞かれて
何とかして言い訳を考えている
あんな状況に陥ったあたしは、冷や汗がハンパなく
涙まで溜まってきた
『…』
あたしがその携帯を取り上げようとすると、イケメン…いや、もうそんな名前で呼んでやらん
あたしがその携帯を取り上げようとすると、鬼畜はフイッとかわした
『…』
「ね、君だよね」
『…』
「一回喘いで」
死にたい気分だ