高校生になって
第4章 可愛い女の子
★side 大翔☆
入学式が終わり教室に向かう
ドアを開けようと思ったら………
まん前にちっちゃな女。
「おぃ。ジャマなんだけど」
振り向いた顔は
とてつもなく可愛い。
髪はサラサラで
上の方でおだんごをしている
「でかっ」
意外と失礼なやつだな
「お前がちっちぇーんだょ」
とか言ってみる。
何か楽しくなりそうだな…
席に座ると俺の斜め前の前の席に
ちっちぇーのがいる。
おれが早灘だから
か~さ行の間だな。
先生の話が終わり
友達の藤木 夕(フジキ ユウ に
「おぃ。お前!!」
「なに?」
まさかのあの女の子が反応した。
「……は?お前ぢゃねーし。
勘違いすんな」
あ、言いすぎたかも
ふてくされたような表情で
スタイルの良い友達?と帰った。
「おっ?可愛い子発見。
めっちゃ足長いぢゃーん」
夕はチャラ男。
ちっちぇー女の子の友達に
目を付けたようだ
「ひろは、あのちっちゃい子の方が
タイプだよな?」
「別に……。まぁ、夕が目付けた奴よりはいいかな?」
ふーん
と夕は怪しげな目で見てきたが
スルーしてやった。