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高校生になって

第7章 放課後




「さっきね、7組の子に用があったから
言ったの。そしたら………ちょーカッコいい人が来て告白されちゃった♪」

声が大きかったのか
みんなが私たちのほうを見てる。


「すっすごいじゃん!!
7組って、誰?」

「えぇーとね、なんだっけ。
たぶん、八崎 叶(ヤザキ キョウ って人」

「それっ『付き合うの!?』」

私の言葉を遮ったのは



藤木くん。




「も、もったいないけど
私、気になってる人いるから……」

風花は、顔を赤らめながらいう



え?
気になってる人?
そんな話聞いたことないよ

「『誰?』」

私と藤木くんは聞く

「そんな言えないよ………
乃亜には、教えるけど。」


『教えろよー』

て言いながら戻っていった



「話聞かせてもらおうか」

私は真剣な顔で風花の腕をつかんで
席に座る。

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