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高校生になって

第8章 初めての遅刻


★side 風花☆


「話しって何?」

(おっ、早灘くんだ。)

「んーっと、乃亜の話しなんだけど」

私が乃亜の名前を出すと
早灘くんの顔が赤くなった

(やっぱりね)


「早灘くんはさ、乃亜のこと好き?」


「な、なんだよ。いきなり」

戸惑っている

「いいから質問に答えてよ」

ちょっと厳しく言ってみる

顔を赤らめながら
「好きだよ。」

「やっぱねー。予想的中!!
告ればいいぢゃん。キスしたくせに」

一瞬ビクッとしたように見えた

「何で知ってんの?」

乃亜から聞いたーと言うと
溜め息をつきながら話し出す

「好きだけど、まだ付き合う気はない
まだ会ったばっかだし大事にしたいからさー」

(ちゃんと考えてるんだ)


「でも、乃亜は期待してると思うよ?
キスなんてして手も繋いでるんだから」

少し攻めるような口調で
いじめてみる

(早く乃亜を幸せにしてあげてよ!!)


「そうだよな……
順番まちがえた。アイツの顔見てると
止まんなくなるんだよ」

「ノロケ話やめてー(笑
まっ、早く乃亜を幸せにしてよね??
私、アンタ達見てるともどかしくなるんだから。ばいばい!」

(よしっ!!言いたいことは言った。
後は早灘くんの行動を待つだけよ)


「風花何話してたの?」
乃亜は心配そうな顔をしてる

「べっつにー」


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