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高校生になって

第8章 初めての遅刻



(HRは10分くらいだから
すぐ終わるよね…)



………………………………


(昨日のことがあったから
話しかけにくいな。
あ、もうすぐ終わる時間だ)


「もうすぐ終わるな。
教室行くか」

あ、先行っちゃうんだ……
昨日は手繋いでくれたのに


階段を上がるとザワザワと
みんなの声が聞こえる


ーガラッ

二人で教室に入ると
みんな注目してきた



えっ、二人ともなにしてんの?


あやしー

付き合ってんの?



などと色々行ってくる


そんな中
「乃亜ぁー!!遅かったね」
風花が私のもとへ走ってきた

「寝坊しちゃったんだ」

そうなの?と笑う風花には
助けられた

さっきの空気は
意外とキツかったから


ボソッ
「二人して遅刻なんて怪しいね」

やっぱり………
風花もそう思うよね

「雨降ってたからバス通して
たまたま会っただけだよ」

怪しげな目で私をみながら席に座る

「あっ、早灘くん。
後で話したいことあるから
廊下に来て」

風花が早灘くんに言う
何話すんだろ……………?

「わかったー」

早灘くんは普通だ

(んー、気になる)

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