高校生になって
第12章 夏休み
とうとう旅行の日がやってきた
「行ってきまーす」
「気を付けてね」
私は親に初めて嘘をついた
彼氏と行くなんて絶対許してくれない
だから女友達と旅行と告げた
少し疑うような目で見ていたが
そこは無視して……
(もう、みんな来てるころかな?)
遊原公園に向かうと
三人とも揃っていた
「お待たせー」
「「「おっせーょ!!!」」」
「ぅ………ごめんなさい」
三人とも怒っていたみたい
確かに軽く20分は遅れてる
「また、化粧と髪で時間掛かったんでしょ?」
そう、その通り
彼氏との泊まりで
おしゃれしないわけがない
「まぁねー」
「暑かったんだからうちらに
アイス奢ってねー」
(まぢすか)