高校生になって
第12章 夏休み
★side 大翔☆
(あんなこと言ったけど
俺、もう耐えらんねぇかも)
隣を見ると
頬をピンクに染めている乃亜
俺が言ったことに安心したようだ
(可愛いすぎんだよ
今日の夜はかなり大変だな
抑えれるかな?)
「ただいまー」
夕と牧瀬が帰ってきた
「おぃ、ひろぉーちょっと来て」
夕は俺を呼び
誰もいない場所へ行く
(何だよ。こんなとこまで来て)
「今日、俺さ………
風花とヤろっかなって思う。
たぶん風花もヤる気かなって」
「まじか?
お前ら早いだろ………
何か俺、取り残された感じだな」
夕が言った言葉に少しキレた
というよりも嫉妬かな
「そんなことねぇよ!
俺らは馴れてるから早いだけだと思うしお前らはお前らのペースでいいじゃん?
まぁ、お前らがそういう気になったんなら手伝ってやるよっ♪」
そう言って
牧瀬のもとに戻っていった
(乃亜はまだ無理かな?)