テキストサイズ

真夏の雨

第6章 ゴシップ

お腹がはち切れそうな
桜は、ノレンをくぐり
朱里を見た


まんべんな笑顔で

「ごちそーさま」と言いながら

桜の上から下までみていた。


なっなによ。まだなんかあんの?
あたしは、明日仕事なんだからねっ


朱里は、携帯を取りだし
桜に手をだした。


ふんっ


ふんって



桜は、後ろに下がりながら


なによっ
なんなの?


「もー携帯貸して!」


口を開けたまんま
桜は、土偶になっていた


「桜さんっ。けーたいっ」
朱里は、手を広げて桜の目の前にだした。



桜は、鞄から携帯をだし
朱里に渡した



朱里は、桜の携帯に赤外線を通信して
携帯を桜に手渡し
ニッコリ笑いながら


「俺が口説き落としてやるぜっ…ニャン」と言って猫ポーズをとり
桜をみながらわらった。


ばっかじゃないのぉ~
子供は、早くねなさぁい~

アッカンベーのポーズをとり

マンションに入っていった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ