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真夏の雨

第11章 噴水

朱里の撮影は、遅くまでかかった
膨れっ面にわをかけた態度


撮影中
朱里の携帯が光っているのを
見逃さなかった。



ストォープ!ごめん
待って!

何回も何回も御辞儀をして
カメラマンをすり抜け
携帯にdiveした。


調度留守番電話に切り替わり
朱里は、チッと舌をならした。

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