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放課後は図書室で

第8章 待ち伏せ

どうして、…どうしてこんなことになっちゃうんだろう…?


私は、ただ、図書委員だっただけなのに…。


必死で頭を回転させるけど、答えがわからない。

たぶん、それは、とても理不尽な理由だからだ…。


そう思うと、これからどうなってしまうのか、急にものすごい恐怖が襲ってきた。


「さっきはあんた達に図書室追い出されちゃったから、出てくるの待ってたのよ。
あんたみたいにルールを守らないで抜け駆けするような奴、絶対許さない!
図書委員だかなんだか知らないけど、そんな姑息な手段で斉藤君に近づこうなんて、絶対許せない!」


人があまり来ない所まで連れて来られると、突然大声で罵られた。

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