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放課後は図書室で

第8章 待ち伏せ

「私は、そんなこと…。」


違う、と言おうと思ったのに、そこまで言うとまた思いっきり頬を叩かれた。


「ふざけるんじゃないわよ!楽しそうにしてたじゃないのよ!
近づいて、いちゃいちゃしてたの、あんたでしょ!」


リーダー格の人がまた怒鳴って、私の胸ぐらを掴んで思いっきり引っ張った。


いっ、痛い…。苦しい…。


抵抗ができないように両腕を掴まれて、押さえつけられた。

その後も、何度か頬を叩かれたり、髪を引っ張られたりした。
さっきまで堪えていた涙が、次から次へと流れ始めた。



…痛いよ……。お願い、助けて…。

センパイ……。

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