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放課後は図書室で

第8章 待ち伏せ

私は、必死で走りながら、涙が止まらなかった。


先輩は、私のことを助けに来てくれた。

優しく抱きしめてくれた。

そして、守ってくれた…。


私は、泣きながら気付いた。



私は、先輩が好き…。

でも、先輩のそばにはいられないんだ…。

私は、好きになってはいけない人を好きになってしまったんだ……。



そう思うと、更に涙が溢れて立ち止まった。

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