放課後は図書室で
第10章 秘めた想いと決心
私は、あんなことがあった後だったし、さっきあの決心をしたばかりなので、できることなら先輩と一緒に居たくなかった。
でも、また「一人で帰れるから大丈夫」というやり取りをする煩わしさもあったので、「先輩はいない」と思い込むことにした。
「ホントに寒くなったよね。…11月になったらマフラーしてもいいかな?」
「うーん、マフラーならいいかな?でも私は上着着たいよ。」
ホームに降りると風が吹き抜けていて、思わず身震いをして言うと、紗耶香も身震いをしながら、笑って言った。
「今年は制服に合うマフラー買いたいな。」
「いいね。今度見に行こうか?」
少し気分を変えたかったのもあって私が言うと、紗耶香も乗り気で言った。
私達は先輩そっちのけで、少しだけ女子トークを続けた。
でも、また「一人で帰れるから大丈夫」というやり取りをする煩わしさもあったので、「先輩はいない」と思い込むことにした。
「ホントに寒くなったよね。…11月になったらマフラーしてもいいかな?」
「うーん、マフラーならいいかな?でも私は上着着たいよ。」
ホームに降りると風が吹き抜けていて、思わず身震いをして言うと、紗耶香も身震いをしながら、笑って言った。
「今年は制服に合うマフラー買いたいな。」
「いいね。今度見に行こうか?」
少し気分を変えたかったのもあって私が言うと、紗耶香も乗り気で言った。
私達は先輩そっちのけで、少しだけ女子トークを続けた。