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放課後は図書室で

第10章 秘めた想いと決心

しばらくして先輩が腕の力を抜いたので辺りを見渡すと、もう最寄り駅の近くの公園にいた。

そこは駅前にある、先輩も通っていたと言っていた塾の裏にある公園だった。


もう最寄り駅に着いてしまったことで、この時間が終わってしまうという寂しさと、わざわざ公園に寄ったということはもう少し一緒にいられるかもしれないという淡い期待が混在していた。


「今日は俺のせいで泣かせてばかりでごめん。…大丈夫?」


先輩は私の頬をそっと撫でながら言った。

私は俯いていた顔を少しだけ上げると、先輩の顔を見た。


すると、先輩はそのまま頬に優しくキスをした。

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