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放課後は図書室で

第12章 サボりの代償

隣にいる先輩から、ホントに心配していることが伝わってくる。

でも…。


「先輩のせいじゃないです。当番はちゃんと行きますから…。」


先輩を取り巻くファン達がやっぱり怖かった。

そして、寂しいけど、図書室に行かなくてもいいかもって、やっと思い始めてきたところだった。


「あんなに好きな所だったのに?
あんなにいつもいたのに?
…ホントにそれでいいの?」


先輩は真面目な顔で、静かに聞いてきた。


良くないけど、ホントは良くないけど…。

でも…。

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