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放課後は図書室で

第12章 サボりの代償

家に着くと、すぐに携帯が鳴った。
慌てて携帯を見ると、先輩からのメールだった。


『連絡先教えてくれてありがとう。たまに、メールや電話するよ。
デートの場所はちょっと考えるよ。思いっきり楽しませる場所にするから、楽しみにしててね。』


早速の先輩のメールに嬉しくなって顔がにやけた。

さっきの「また後でね。」の意味は、このことだったのか…。

何度も携帯の画面を見ながら自分の部屋へ入る。


なんて返信しよう…。

すぐに返信するのも、まるで携帯持って待ってたみたい?

でも、遅くなるとメールしづらくなるかな…。


着替えもせずに、携帯を片手に考えた。
一人で、思いっきりにやけていられるのも、なんだかとても嬉しかった。

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