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あまり早く着き過ぎると、すっごく楽しみにして家を早く飛び出して来たみたいで、なんかかっこ悪いかな。

待ち合わせの駅の構内にはコンビニがあるし、トイレに寄って鏡を見てから、５分くらい前に着けるように行ってもいいかもしれない。

そんな事を考えていると、すぐに待ち合わせの駅まで到着した。


待ち合わせは、次に乗る電車のホームに続く階段の上。
電車を降りて階段を上ると、隣のホームに降りる階段の脇に、先輩が携帯をいじりながら待っていた。


あれ？先輩…。もう来ていたんだ。


人の流れから外れて立ち止まると、慌てて髪を手で押さえて、すぐに声を掛けようか少し考えた。


すると。

突然先輩が顔を上げて目が合うと、先輩は笑顔になって軽く手を上げた。