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放課後は図書室で

第3章 日常

そう、みんなの言う通り。
側で囁かれる時の声は、きっとみんなが思うよりもっと、だと思う。

もっと、ココロをくすぐるような感じで…。


「で?」


莉沙が妄想に入った私たちを引き戻す。


「あれだけ長く話してて、どうだった?」


「うーん、確かに、声はなんかあまーい感じ?
でもさ、ずっとそんな喋り方をするわけじゃないし」


私は当番の仕事をしている時を思い出しながら言った。

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