放課後は図書室で
第13章 ドキドキのお出かけ
「じゃ、決まりね!これにしよう。
すみません、これ、いいですか?」
私が答え終わらないうちに、先輩はにっこり笑うとマフラーを私の手から取って、さっさと決めてしまった。
店員さんは満面の笑みで先輩からマフラーを受け取ると、二人はレジに向かって行ってしまった。
二人は何だか楽しそうに会話をしていた。
店員さんも営業トークだってわかっているけど、誰とでもすぐに笑顔で打ち解けてしまう先輩を見て胸が痛くなった。
先輩は、他の誰か女の人に贈るプレゼントを、私に選ばせた。
きっと、私のことは何とも思ってなくて、ただ出かけたついでに買っただけなんだろうけど…。
来なければ良かったかな…?
考えないようにしてた想いが、頭をもたげた。
「ありがとうございましたー!」
店員さんの明るい声がして顔を上げると、先輩がプレゼントらしきラッピングが入った袋を下げて歩いて来た。
すみません、これ、いいですか?」
私が答え終わらないうちに、先輩はにっこり笑うとマフラーを私の手から取って、さっさと決めてしまった。
店員さんは満面の笑みで先輩からマフラーを受け取ると、二人はレジに向かって行ってしまった。
二人は何だか楽しそうに会話をしていた。
店員さんも営業トークだってわかっているけど、誰とでもすぐに笑顔で打ち解けてしまう先輩を見て胸が痛くなった。
先輩は、他の誰か女の人に贈るプレゼントを、私に選ばせた。
きっと、私のことは何とも思ってなくて、ただ出かけたついでに買っただけなんだろうけど…。
来なければ良かったかな…?
考えないようにしてた想いが、頭をもたげた。
「ありがとうございましたー!」
店員さんの明るい声がして顔を上げると、先輩がプレゼントらしきラッピングが入った袋を下げて歩いて来た。