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放課後は図書室で

第13章 ドキドキのお出かけ

外は晴れていて思ったより暖かくて、散歩をするには絶好の日だった。

でも、ここもカップルがたくさんいて、心は沈んだままだった。


「すごいよ、外にも大きなツリーができるらしいよ。ホントに見に来ないとね。」


先輩は楽しそうにポスターを指差した。

けど。


ツリーを見に行くのは、マフラーをあげる人と来ればいいのにと思わずにはいられなかった。


「プレゼントあげる人を誘ってみるとか…。」


あまりに先輩が楽しそうにしているので、思わず笑顔で言ってしまった。

先輩は一瞬、びっくりしたような顔をしたけど、すぐに笑顔に戻って、


「それもいいね。誘ったら一緒に来てくれるかな…?」


と言った。

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