
放課後は図書室で
第14章 いろんなきもち
「ところで、クリスマスツリーは一緒に見に行ってくれるよね?」
「…えっ?」
相変わらずマフラーのはしっこをもてあそびながら、先輩は私に聞いた。
突然の誘いに、思わず先輩の顔を見ると、先輩は笑顔を見せた。
「さっき言ってただろ?クリスマスツリーを見に行くなら、マフラーをプレゼントする相手にしろって。
で、大丈夫、一緒に行ってくれると思うって。成瀬さんが言ったんだから、断らないよね?」
にっこり微笑みながら、私の顔を覗き込む先輩は、なんだかとても嬉しそうだった。
確かに、そうは言ったけど…。
相手は誰か、他の人だと思ったから。
2回目の誘いは、ホントに私と出掛けたいから…?
「…あの、…私。てっきり他の人だと思って…。」
混乱する私は、答えにならない答えをした。
「…えっ?」
相変わらずマフラーのはしっこをもてあそびながら、先輩は私に聞いた。
突然の誘いに、思わず先輩の顔を見ると、先輩は笑顔を見せた。
「さっき言ってただろ?クリスマスツリーを見に行くなら、マフラーをプレゼントする相手にしろって。
で、大丈夫、一緒に行ってくれると思うって。成瀬さんが言ったんだから、断らないよね?」
にっこり微笑みながら、私の顔を覗き込む先輩は、なんだかとても嬉しそうだった。
確かに、そうは言ったけど…。
相手は誰か、他の人だと思ったから。
2回目の誘いは、ホントに私と出掛けたいから…?
「…あの、…私。てっきり他の人だと思って…。」
混乱する私は、答えにならない答えをした。
