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放課後は図書室で

第4章 図書室に訪れた変化

遥香達は、こんな状況の中、いつもの席に座っていた。


「あ!美希だ!こっちこっち!」


私を見つけると、遥香が机に置いておいた紗耶香の鞄をどかして席を空けてくれた。


「なんか、凄いことになっちゃってるね。」


私はいつもの場所に落ち着くと、小声で言った。


「そうなの!ここも何とかキープしてるけど、もうホントに居辛くて…。
でも紗耶香もいるし、帰れないよね、ってところで…。」


莉沙が困り果てた顔で言った。


「まさかこんなことになるとはね…。秋野先生もまだしばらく来られないって。
私達が何か言っても効果なさそうだし…。」


遥香も、当番の紗耶香を気にしながら言う。

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