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放課後は図書室で

第17章 約束のデート

クリスマス前のテーマパークは人で溢れていて、少し並んでからの入場になった。


そっと握られた手を引かれて入ったそこは、クリスマスムード満点の、夢の国だった。


「うわー」


その光景を見て思わず声を上げると、先輩は振り返って笑顔になった。


「すごいね。なんか別世界で、いいね」


握った手を引き寄せて先輩に近づくと、その先輩の言葉で一気に夢の世界に引き込まれた。

近づいた先輩にドキドキしたけれど、自然と笑顔になってうなづいていた。

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