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放課後は図書室で

第17章 約束のデート

中に入って視界が開けると、そこはまるでどこかの外国に来たような雰囲気だった。

行きかう人たちはみんな笑顔で、思い思いのグッズを身に着けたり、軽食を食べたりしている。


「さて、今日はどうする?
アトラクションに乗ってもいいし、ショーを見てもいいし…」


歩道の隅で立ち止まると、先輩は私の顔を覗き込みながら言った。


「ジェットコースターみたいな、ハードなのはちょっと苦手なんですけど…。
おすすめとかありますか?」


「うーん、俺もそこまで詳しいわけじゃないんだけど。
アトラクション行きながら、ちょっとショーも楽しもうか?」


先輩と一緒にいられるなら、なんでも楽しいんだけどな…。

そんなことを考えながら言うと、先輩はそう答えて、どこかへ向かい歩き始めた。


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