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放課後は図書室で

第4章 図書室に訪れた変化

「ちょっ、みっ、美希!大丈夫?」


莉沙が慌てて私の背中に手を回した。

気付くと何だかとても悲しくて、目から涙が溢れていた。


「ね、美希のせいじゃないよ、これは。秋野先生が来たら、何とかしてもらえるから…。」


「大丈夫だよ?ホントに、美希は悪くないから。」


遥香と紗耶香も急に泣き出した私にビックリしながら、慰めてくれた。

さっきまで怒っていた莉沙は、私の背中をさすりながら顔を覗き込んでいた。

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