放課後は図書室で
第6章 暗くなった帰り道
みんなは、特に莉沙は、気にしていないようだけど、どこかで先輩ファンに見られちゃったらまた…と思うと、私は気が気ではなかった。
「先輩も一緒だし、何もないから大丈夫だよ。」
俯いて歩く私を気にして、紗耶香が囁いた。
「うん、まあね。でもさ、どこかで見られてたら…。」
「そんなの、気にしてもしょうがないじゃん。気にしないのが、一番だって。ほら、莉沙を見てよ。」
それでも気にしている私に紗耶香は莉紗を指差した。
前を歩く莉紗は、遥香と先輩と一緒で楽しそうに話をしている。
「先輩も一緒だし、何もないから大丈夫だよ。」
俯いて歩く私を気にして、紗耶香が囁いた。
「うん、まあね。でもさ、どこかで見られてたら…。」
「そんなの、気にしてもしょうがないじゃん。気にしないのが、一番だって。ほら、莉沙を見てよ。」
それでも気にしている私に紗耶香は莉紗を指差した。
前を歩く莉紗は、遥香と先輩と一緒で楽しそうに話をしている。