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放課後は図書室で

第6章 暗くなった帰り道

「それもそうね。莉沙だったら積極的で、いろんなことして落とすだろうし…。
そっちを考えてみようかな。」


紗耶香は私の言葉に大笑いしながら言った。


「…楽しそうだね。何の話してたの?」


紗耶香の笑い声を聞いて、先輩が立ち止まって振り返ると言った。

その言葉につい、私と紗耶香は顔を見合わせ凍りついた。


さすがに、この話はちょっと…、ね。


「えーっと…。」


「女子トークなんで、先輩にはナイショです。」


私が答えに窮していると、紗耶香が機転を利かせた。

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