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放課後は図書室で

第6章 暗くなった帰り道

せっかく、一緒に帰ろうって誘ってもらったのに、とてもつまらない話しかできていないような気がして。

でも先輩は笑顔で話を合わせてくれて、なんだか申し訳ない気持ちになった。


普段、あまり男子と話すことがないし、何を喋っていいのかよくわからなかった。


「先輩は、ずっとサッカーやってるんですか?」


紗耶香がそんな雰囲気を察したのか、先輩に聞いた。


「うん。小学校の頃からね。これでも中学の頃は結構いいところまで行ったんだよ。
ウチの学校はそこまで強くないから、今はあまり…なんだけどね。」


先輩は苦笑いしながら言った。

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