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放課後は図書室で

第6章 暗くなった帰り道

「ね、俺さ、普段そんなに女の子に囲まれてるわけじゃないんだよ。
学校でも男友達とつるんでるし、部活もマネージャーはいるけど基本的に男ばっかりだし…。登下校も野郎ばっかりで。
ホント、女の子と帰るのなんてどれくらい振りだかわからないくらいなんだけど…。」


先輩は優しい声で言った。でも、ちょっと照れているような雰囲気だった。


…先輩って、ファンの女の子に囲まれているようなイメージだったけど…。


「…ごめんなさい、そんなつもりじゃ…。」


「あんまり謝らないでよ。
今日は久しぶりに女の子と一緒でテンション高いんだからさ。あまり恥ずかしいこと言わせるなよ。
…って、また謝っちゃダメだよ。」


謝った私に先輩は耳元で囁いた。

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