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「あら、今日は斉藤君がお当番ね。少しは慣れた？」


だいたい片付いた頃に秋野先生が図書室に来た。


「多少は。慣れてる成瀬さんがいるんで、安心ですよ。」


「そんなことはないです。…斉藤先輩はもう完璧でした。」


先輩は満面の笑顔で秋野先生に言ったけど、私は今日はホントに何もやってないし…。
私は二人の会話にそっと付け加えた。


「あら、さすがに委員長さんね。毎日顔を出してくれてるし、ホントに助かっちゃう。」


「そんなことはないですよ。いろいろご迷惑をかけてますし。そのくらいは、ね…。」


先生が言うと、先輩は苦笑して言った。