テキストサイズ

放課後は図書室で

第7章 裏目に出た好意

「あら、今日は私もいるし、ここまでやっておけば大丈夫よ。成瀬さんもそう言ってるんだし、行って来たら?
エースがいなかったら、サッカー部も練習にならないでしょ?」


秋野先生も心配そうに言った。


…先輩って、エースだったの?知らなかった…。
それなら余計、大会が近いのに部活に出ないって大丈夫なのかな?


「ホントは委員長としてはこんなこと言っちゃいけないんですけど…。
でも、あとお願いしてもいいですか?成瀬さん、大丈夫?」


先輩は、とても申し訳なさそうに言った。

私が秋野先生を見ると、優しく笑っていて、私の顔を見ると頷いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ